隅のマガリ四目

いきなり詰碁の問題です。
1図
rule001.jpg
黒先でどうなりますか。
白先でどうなりますか。

黒からAと打つと白Bで取られますし、黒Bと打つと白Aで取られます。 
黒からは「セキ形」で手が出せない形です。
白からもAまたはBと打てば黒に取られるのですが・・・ではセキなのでしょうか?
仮に白A、黒Bと取られに打ったとしましょう。

2図
「コウ」の形
rule003.jpg
 前図の続きで黒が白の石を取った所です。
 白はAに打ち黒はBに打ち「コウ」になります。
 後、白C黒Bの取り返しになります。


黒からは手出しできない形ですが白からはコウにする事が出来る、白有利な形と云えます。
黒からは手出しができず白からはコウにする事が出来る形を「隅の曲がり四目」といいます。
日本囲碁規約では隅の曲がり四目は死にと規定されています。
では死に形と判断するその根拠はどの様な理由からでしょうか?

 日本囲碁規約
1図の状態から白は何時でもコウに仕掛ける事が出来る。 即ち白は黒からのコウ材が無くなった時点で仕掛ければ良い訳です。
黒からは手出しは出来ず、白からはコウに仕掛ける手段がある事から日本囲碁規約では「隅の曲がり四目は死」と取り決められています。
ただし、隅のマガリ四目を取り囲んだ外部の石に眼がない場合は、コウを仕掛けたりすることによって実戦的に解決することになります。

しかし、白が有利とはいえ無条件死とは何かシックリしないものが残ります。
コウ材をすべてなくすることはできないからです。
中国ルールでは、隅の曲がり四目は実践的に解決するとなっています。
中国ルールでは自陣に手を入れても損はしないのでコウ材を潰すことができます。
また、両コウに対しては超コウルールにより対処できるようです。
しかし、3図のような場合は、隅の曲がり四目は死ではなくなります。

3図
WS000010.jpg
 左上の白は日本ルールではもちろん死です。
 中国ルールでは、白がそれに同意しなければ黒は実際に取りに行かねばならない。
 しかし、右下に白から一劫あり黒は劫に勝てません。
 ということはこの白はセキ生きということになります。
 これで黒が具合が悪ければ、この局面になる前にコウをしかける必要があるでしょう。


隅の曲がり四目に関しては、日本ルールより中国ルールのほうが合理的な気がします。

同形
次図も隅の曲がり四目ですからこの状態で黒死です。
rule004.jpg   rule005.jpg   WS000006.jpg

ここから下の図は隅の曲がり四目ではありません。

WS000001.jpg
 この図はセキです。


WS000002.jpg

 この図は黒先と白先で結果が違います。

黒先ではコウになります。
WS000003.jpg
白先ではおしつぶしで生きることができます。
WS000004.jpg


(囲碁部 世話人:平井) 64e705fe.gif

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